学科/専攻概要

学科/専攻の沿革HISTORY

学科/専攻の沿革

私たちの航空宇宙工学専攻は、1918年に東京帝国大学工科大学に航空学講座が設置され、続く1920年に航空学科が開設されて以来、わが国における航空学の教育研究の中心として幾多の技術者、研究者を養成してきました。

1945年に終戦処理の一環として全講座が廃止されましたが、その後、わが国の航空活動の再開に際して、1954年に航空学科として再開を果たすとともに、宇宙工学の急速な展開に対応して1962年には宇宙工学専修コースを加え、従来からあった航空工学専修コースおよび原動機学専修コースを合わせて3専修コースとなりました。

工学部7号館(2009年耐震補強竣工時)

工学部7号館(2009年耐震補強竣工時)

さらに、大学院重点化とともに近年の航空宇宙工学研究の発展を踏まえ、1993年より学科名称を航空宇宙工学科に変更しました。航空工学と宇宙工学の境界が不鮮明になり、両者を統合して教育研究を進める必要性が高まってきたため、学科名変更と同時に宇宙工学専修コースを廃止し、航空宇宙システムおよび航空宇宙推進の2専修コースに発展統合を行いました。また、大学院重点化の完了に伴い、1995年からは、教員は大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻を本務とすることになりました。

本専攻の特徴の一つに、本郷の専任教員だけでなく、先端学際工学専攻(駒場キャンパス)、先端科学技術研究センター(駒場キャンパス)、総合文化研究科(教養学部)、宇宙航空研究開発機構(宇宙科学研究所)の関連教員にも、大学院教育へ参画して頂くことで、教育研究分野の範囲を広げていることを挙げられます。さらに、1999年からは、新領域創成科学研究科先端エネルギー工学専攻を4名の教官が本務とすることとなり(ただし航空宇宙工学専攻とは学科目兼担)、同研究科との連携を深めています。

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