研究活動

研究設備FACILITIES

本専攻において教育研究活動のために設置されている、各種の実験装置などを紹介します。さらに詳しい内容を知りたい方は各項目からリンクされている各研究室/グループのページを参照ください。

主要研究教育用設備 : 一覧

分野 名称 目的 主要緒元/構成
気流 1.5m低速風洞 3分力測定、気流の測定 D1.5m, 循環式, 40m/s
自由飛行風洞 模型機の自由飛行、制御 4x6m, 吹抜け式, 15m/s
煙風洞 流れの観察、揚力測定 0.1x1.5m, 吹抜け式, 20m/s
ショック・チューブ 衝撃波の実験 7x7cm, マッハ 3〜9
試験用軸流圧縮機 翼列の空力特性 0.3m o.d., 環状翼列用
低密度風洞 高々度飛行の空気力学 D0.25m, 0.1Torr, 20m/s
プラズマ風洞 プラズマ推進の基礎実験 D0.8mx2.5m, 10e-5 Torr
極超音速熱風洞 極超音速飛行の空気力学 D0.12m, 吹抜け式, マッハ 7
構造材料 材料試験機(電気-油圧サーボ式) 材料、構造部分の強度、疲労 動的±10tonf, 静的±15tonf
強度試験台 構造物の強度、剛性 2x1.5m, 10tonf*m
光弾性実験装置 応用分布の測定 2次元偏光式, 視野15, 30cm
インストロン万能材料試験機 引張、圧縮、曲げ、捩り 10kgf〜10tonf, 囲気-150℃〜350℃
走査電子顕微鏡 破面観察 30kv, 分解能6nm
燃焼 燃焼実験装置 各種燃料の燃焼現象 各種計測装置(レーザー計測)
飛行制御 油圧サーボ素子 制御系の実験 油圧ポンプ, サーボモーターなど
フライト・シュミレータ 人間・機械系の実験 固定操縦席とcg計算機
スペースチャンバー

宇宙空間を模擬した高真空環境や成層圏環境を模擬した低圧力環境を実現させるためのステンレス製チャンバー(日本真空株式会社,MB94-1066)で、直径 約2[m]、奥行 約5[m]、容量 約10[m3] です。排気装置として、2台の油回転ポンプ(到達圧力7x10-4 [kPa])、メカニカルブースターポンプ(到達圧力7x10-4 [kPa])、および油拡散ポンプ(到達圧力1.3x10-8 [kPa])が取り付けられています。

スペースチャンバー
万能材料試験機

インストロン社製の材料試験機(型式:5582)で、最大10tonまで荷重を掛けることができ、恒温槽を用いると-150℃から350℃の温度環境で試験が行えます。

万能材料試験機

武田・岡部研究室提供

超高温環境引張試験機

最高2300℃もの高温環境で、材料の強度や破壊特性を調べることができます。

超高温環境引張試験機

藤本・上西研究室提供

落下塔

自由落下により獲得される微小重力環境を利用し、重力の影響を排除して流動や燃焼を観察することで、物理的現象の本質を見極めたり、数値計算のためのモデルを構築するための知見を得ることができます。

落下筐体は計測器やカメラを収めた観測部分を含む内箱と、それよりひとまわり大きな外箱の二重構造になっており、外箱が風よけとなって空力抵抗による減速から内箱を守ることで、約10-4[G]程度の良質な微小重力環境を、最大1.4秒の時間にわたって得ることができます。落下塔の底にはスポンジが1[m]の厚さで敷き詰められています。

落下塔

津江・中谷研究室に設置

回転翼列試験装置

ジェットエンジンや産業用ガスタービンを構成する圧縮機内部の複雑な気流を調べる試験装置です。毎分約3800回転する翼列のすぐ近くに計測器を挿し込みます。

回転翼列試験装

渡辺・姫野研究室提供

FJR710

準備中

FJR710

製図室に設置

宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所

宇宙航空研究開発機構宇宙科学研究所(JAXA/ISAS : 宇宙研)は、その前身である東京大学宇宙航空研究所、文部省宇宙科学研究所の時代を通じて、本専攻の大学院学生に対する研究教育を担当しています。

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