進学ガイダンスQ&A

2024年5月8日(水)に行われた【駒場1・2年生向け】2024年進学選択ガイダンスで出た質問をまとめました。
学部進学Q&Aと併せてご確認ください。

工学部の他の学科と比べて授業や課題は大変ですか?
航空宇宙工学科教育カリキュラムを見て頂くと分かるように、3年生は多くの授業があり課題も出題されますが、工学部の他学科と大きく異なるということはないと思います。
主に航空機と人工衛星等について学ぶ学科という認識で正しいでしょうか?
3年 A セメスターから2つのコースに分かれますが、システム学コースでは航空機と人工衛星等について学びます。
推進学コースでは、ジェットエンジンやロケットエンジン、人工衛星のスラスタなどの推進機について学ぶことができます。
また、流体力学や構造力学など、実機の設計に必要な基礎科目についても学びます。
人工衛星を使った通信について学んだり、研究したりできますか?
はい、そのようなことを専門にしている研究室があります。
航空機と、宇宙関連のもの(人工衛星やロケット)で必要な知識が異なることはありますか?
自分は後者の方に興味があるのですが、2 年次や 3 年次で航空機力学、航空機構造力学が時間割に入っているのが気になりました。
共通の知識もあれば、航空機と宇宙機でそれぞれで必要な知識もあります。
本学科では、3年 A セメスターからシステム学コース(主に航空機や人工衛星の機体について学ぶ)と推進学コースの2つのコースに分かれ、さらに4年S セメスターから研究室ごとに分かれるという形で、教育・研究が進んでいきます。
その過程で、必要な基礎知識を身に着けつつ、だんだんと専門的な学習・研究を行っていきます。
探査機・ローバーの設計・製作も行ったりするのですか?
ローバーの機体について専門的に取り組んでいる研究室は現在はありませんが、ローバーを活用して地図を作る研究などを行っている研究室はあります。
研究室配属における各研究室の倍率と決め方を教えていただきたいです
卒論における教員一人当たりの定員は3名程度で、毎年学生間で相談して決めています。
電電や地物でも宇宙研究に携われるらしいのですが、それらと貴学科の宇宙研究に対するアプローチはどう違いますでしょうか?
理学部の学科では宇宙そのものを対象にした研究が多いかと思います。
航空宇宙工学科では、宇宙に行くためのロケットや宇宙で運用される人工衛星などの実機の研究や、それらを応用した研究(人工衛星の写真を使った地球のモニタリンクの研究など)が多いと思います。
また、電気系の学科は、電気がかかわる技術の応用としての宇宙工学という感じかと思いますが、航空宇宙工学科の場合は、宇宙を有効に活用するために電気的な技術も研究するという感じで、モチベーションが多少異なるかもしれません。
日本で、他分野へのスピンオフではなく航空宇宙分野の就職先は少ないですか?また、これからどうなると思いますか?
毎年 JAXA や重工系の航空宇宙関係の部署に多くの卒業生が就職しています。
現在、航空宇宙分野には様々なニーズがあり、これからも航空宇宙分野への就職は続いていくと思います。
起業する人はどの程度いるのでしょうか
航空宇宙工学科の研究室から生まれたベンチャー企業がいくつかあります。
また、民間企業で 10 年程度働いたあと、独立して起業する人も結構います。

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