進学ガイダンスQ&A 2025
2025年4月24日(木)に行われた【駒場1・2年生向け】2025年進学選択ガイダンスで出た質問をまとめました。
学部進学Q&Aと併せてご確認ください。
- 航空宇宙どうしても行きたいのに成績が足りないかもしれません。
- 底点はかなり変動するので、是非トライしましょう!仮に別学科に行っても、大学院でお待ちしています! 航空宇宙は総合学問なので、他学科で磨いてきた力を活かすことができる場所でもあります。
- 1S、1Aセメスターでやっておくべきことなどはありますか?また研究室の見学などは可能ですか?
- 数学と物理学をしっかり学んでおくことはとても重要です(これはほとんどどこに行っても)。見学は個別に教員に問い合わせたら対応してくれると思います。秋に駒場で「航空宇宙工学 —社会を豊かにする総合工学—」というオムニバス講義があるので、そこに出るといろいろな航空教員と会えます。
- 例年の第一段階、第二段階の内定者の工学部平均点、ならびに第一段階底点がどのくらいか知りたいです
- 進学情報センターにおいて進学選択第一段階の点数分布を閲覧できますが、それ以外の情報で開示しているものはありません。
- 理科二類から進学した場合、ついていくのは難しいのでしょうか?
- 理科二類から進学しても、教養学部での基本的な科目を理解していれば進学後のカリキュラムにも十分対応できると思います。学生間での交流も盛んですのでわからない内容があっても同級生に気軽に質問できますし、教員への質問も歓迎です。
- 学部生向けの留学制度はございますか。
- 学部生専用ではないですが、ソラびと基金という航空宇宙学科特有の制度があります。
- JAXAやNASAに進む方も多いのでしょうか?
- はい、JAXAに就職する学生も多いですし、最近は海外留学等を経てNASAに就職する学生も出てきています。
- 理学部天文学科をのぞいて他に宇宙を学べる学科はありますか??
- 例えば、理学部地球惑星環境学科がありますが、ぜひ航空宇宙工学にきてください!
- 2Aセメスターの忙しさはどれくらいでしょうか?(週何コマなど)
- 14コマほどです。ある程度忙しいですが、航空宇宙の基礎が学べる楽しい講義です。木曜日は隔週の製図がメインで、金曜日は本郷にきて集中的に航空宇宙の講義をとります。
- 志望理由書って何書けばいいですか?
- 航空宇宙への興味の強さや興味の経緯など、あなたの熱意を書いてください。
- アルバイトはできますか??
- 少なくとも学部生は多くの方が実施しているようです。研究室によっては(主に大学院に入ってから)、研究・プロジェクトに従事することに対して給与が出るところもあります(つまり、アルバイトをする必要がなくなるケースもあります)。
- 運動部に所属している学生はいらっしゃいますか?
- はい、数の把握はしていませんが、一定数います。
- 朝練が多い運動会に所属しているのですが、両立可能ですか?
- はい、可能です。実際にそのような学生もいます。
- SpaceXやIHIエアロといった民間への就職は多いのでしょうか?
- IHIエアロスペースをはじめ、航空宇宙系の重工への就職は多いです。 SpaceXに直接就職する例は把握していませんが、航空宇宙学科出身でSpaceXで働いている人/働いていた人は何人かいます。
- 学科の男女比はどれくらいですか?
- 変動はしますが、女性が10%くらいと思います。女性だから不利な点は一切ありませんので、興味を持っていただいたら思い切って飛び込んできてもらえればと思います。
- 卒業設計はエンジンと機体の設計が主であるという印象なのですが、月面ローバーなどの設計もできますか?
- 卒業設計では宇宙機の設計を行うことができます。その中で月面ローバーの設計を行うということはできると思います。
- 学部卒業後、修士卒業後、博士卒業後のそれぞれにおきまして、JAXA、NASAへの推薦などの就職ルートはありますか?
- JAXAやNASAに推薦という制度はありません。ただ、JAXAへ行く人は多いです。NASAについては、日本から直接というよりは、米国の大学院に留学して学位取得後に就職活動して入る人が多いように思います。
- 留年そのものは進振りにおける評価と関係ありますか?
- 関係ありません。
- 宇宙いけますか?
- 卒業生で宇宙飛行士になられた方は多くいますし、宇宙飛行士にならずとも、誰でも宇宙に行ける時代を作るために、研究・開発を頑張りましょう!
- もっと募集人数増やせないんですか(泣)
- ほんとそう思います
- 基礎研究よりの方と、何らかのプロジェクトに携わるという方と、どちらが多いイメージでしょうか?
- 基本的に両方やっている研究室が多いですが、「プロジェクト=研究室単位で行う実応用」という見方で言うと、重工/航空会社/ベンチャー/JAXA等と共同研究を実施している研究室割合は80%くらいになるかと思います。
- システム学コースと航空宇宙推進学コースの選択はどの程度の争いになりますか?
- それほど厳しいものではありませんが、数名希望に添えない場合があるようです。
- 航空宇宙工学科では製図の授業が多いですか?加えて不器用な人間でも勉強すればなんとかなりますか?駒場の製図授業にとても苦戦したので不安です。
- 製図の授業は2A、3A、4A(卒業設計)とあり、何回も書くことになって鍛えられていくので問題ないと思います。また、製図の授業では実際の機械内部の構造等を授業で習いながら書いていきます。製図の授業を学科入学前に取っていない方も多くいます。
- 四年時の研究室はどのように決定されますか?希望研究室に行けないことはよくあるのでしょうか。
-
学科のホームページにも記載していますが、以下の通りです:
「システム学コースと推進学コースそれぞれで、教員が定めた配属枠をベースに学生の皆さんが相談して原案を作成し、教員の承認によって決定します。 配属枠と原案作成方法は毎年異なりますが、原案は希望、成績、研究へのモチベーション等を考慮し作成されることが多いです。」 - 説明を聞けば聞くほど、一年の時もっと勉強しとけばなぁってなります
- 今からでも間に合います!大学院からでも!
- 航空宇宙工学科から理学部系の大学院に進学する人はいますか?自分は理学部と工学部で迷っているので気になります。
- はい、時折います。また、航空宇宙のカリキュラムでカバーされないトピックを学ぶために、他学部・他学科の講義を積極的に受けに行く学生も多い印象ですので、迷ったら航空に来てもらって、そのうえで理学部の講義を受けに行くといいのではないでしょうか。
- ARLISSへの参加は航空券などもろもろ自費ですか?
- 基本自費ですが、クラウドファンディングで資金を募った年もあります。また、打ち上げる機体(CanSat)の開発費用は自費ではなく学科・研究室で負担しています
- 宇宙そのものについて学びたいという場合はやはり理学部の方がいいのですか?そういうことを航空宇宙工学科でやっているところもありますか?
- 宇宙そのものを研究という点ではやはり理学部だと思います。一方、航空宇宙ではそれを明らかにする天文衛星や探査機の研究開発をするので、理学部との連携はあります。その意味で、そちらの知識を持っていることが航空宇宙でも重要になったりします。
- タケコプターの研究をしている研究室はありますか?
- 現時点では思い当たりませんが、プロペラ周りの流体の解析をやっている研究室はあります。しかし、どこでもドアよりは研究の可能性がありそうですので、ぜひ教員にタケコプターへの熱意を伝えてください。
- 志望理由書はどのくらい重視されるのですか?それによって成績が低い人でも下剋上したり、成績がいい人でも蹴られたりみたいなことはありますか?
- 航空宇宙への熱意を書いてください!
- 色々見てたら行けるかもって自信湧いてきました。2Sで頑張って成績追い上げします
- 頑張ってください!お待ちしてます!
- 工学部の他の学科でも宇宙に関しての研究をやっているところが多くありますが、そこと比較して航空宇宙工学科はどういった点で異なっていますか?
- 空や宇宙を飛行するシステムを作るための基礎学問は多岐にわたり、その中では他学科でもカバーされるものはあると思います(例えば機械工学や電気工学)。一方で、それらの複数の多岐にわたる学問を統合して一つのシステムを作り上げるシステム統合技術を追究しているのが航空宇宙工学科の特徴かと思います。
- 去年は底点が低かったみたいなことを聞いたのですが、それのせいで今年みんなが出して底点高くなるとかないですかね?不安です
- どんな状況であれ、航空宇宙工学科は皆さんをお待ちしております!挑戦が大事です!
- 個人的に宇宙に興味があるので航空宇宙工学科はとても面白そうだなと思っています。同時に最近IT系が人気となっていて理学部情報学科や工学部計数工学科もいいなとも思っています。どちらに進学するべきでしょうか?なぜそうなのかも併せて教えて頂きたいです。
- 人気があるからで選ぶより、興味があることを学びましょう! 航空宇宙でも情報システムの授業がありますし、プロジェクト等を通して情報系の知識も身につけられるので航空宇宙に入れば一石二鳥です。